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  あぐり村 食べ物と日本の農業のおはなし  
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初物(はつもの)を待ちわびる心
初物(はつもの)を食べる時はわらって食べる
「初物(はつもの)を食べる時には3回わらってから食べるんだよ」と、おウチの人に教わったお友だちはいないかな?
「初物」というのは、その年初めてとれた旬(しゅん)の食べもののことです。日本ではむかしから、初物をわらって食べると福(ふく。しあわせのこと。)がまいこむと言い伝えられてきました。
今の日本は食べものがたくさんあるけれども、むかしの日本人はいつでもおなかいっぱいに食べられるわけではありませんでした。飢饉(ききん)の年には、食べものがないためにたくさんの人がなくなることもあったのです。
だから、秋に農産物が収獲(しゅうかく)でいるということはとってもうれしいことでした。きっと、むかしの人々は、初物を大事にいただくことによって、感謝(かんしゃ)の気持ちをあらわしていたのでしょう。

※飢饉(ききん):天候が悪かったり、災害がおきて農産物の収穫が少なく、食べものが不足すること。
おせち料理
旬(しゅん)の食べものは体にいい
このほかにも「初物(はつもの)を食べると寿命(じゅみょう)が75日のびる」という言い伝えもあります。どうして75日なのかはなぞですが、栄養(えいよう)がいっぱいつまった「旬(しゅん)」の食べものを食べると体にとてもよいということなのかもしれません。
今では農産物をハウス栽培(さいばい)できるし、食べ物の貯蔵(ちょぞう。たくわえてしまっておくこと)技術(ぎじゅつ)が進んでいるので、1年じゅう同じ食べものを食べることができます。だからトマトもダイコンも・・いつでもお店にならんでいますよね。
むかしの人は、「早く秋にならないかな」「春になったら食べられるな」と初物(はつもの)が出てくるのをとても楽しみにしていました。それってとてもステキなことだと思いませんか? 確かに、一年中いろいろな食べものを食べられることはとてもすばらしいことですが、旬の食べものを食べるときめきの気持ちもわすれないでいたいですね。
冬をのりこえるための保存食(ほぞんしょく)づくり
おコメやおイモやくだものなど、たくさんの農産物が収獲(しゅうかく)される秋にはたくさんのお祭(まつ)りが行なわれます。お祭りの多くはおコメの収獲をお祝(いわ)いし、神様に感謝(かんしゃ)する儀式(ぎしき)だったと言われています。
お祭りが終わると、寒い寒い冬がやってきます。
むかしの日本人は、長い冬をのりこえるために「保存食(ほぞんしょく)」をつくりました。干(ほ)しガキ、切り干しダイコン、こおりどうふ、たくわんづけ・・そして早く春が早く来ないかなあ、と暖(あたた)かい季節を心待ちにしていたのです。
春になって、地面から顔を出したフキノトウやタケノコを見つけたときはどんなにうれしかったでしょう。
 
みなさんも、「実りの秋」に感謝しながら、初物(はつもの)や旬(しゅん)の農産物をおいしく楽しくいただきましょう!
資料(しりょう):朝日新聞、神奈川新聞
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初物(はつもの)も旬(しゅん)の食べものです。
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農家の冬ごもりから生まれた食べものや工芸品
寒い冬に備(そな)えて、昔の人びとは保存食(ほぞんしょく)を工夫(くふう)しました。
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お祭(まつ)りの始まりは、おコメなどの収獲(しゅうかく)を感謝(かんしゃ)する儀式(ぎしき)だったと言われています。
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