JAキッズ あぐり村
印刷
どうしてお店のキュウリはまっすぐなの?
お店の野菜(やさい)を見てみよう
 みんなはスーパーや八百屋(やおや)におつかいにいったことがあるかな? もしいったら野菜(やさい)の形をじっと見てみましょう。
 あぐり村のさくらちゃんは、お母さんといっしょにお買いものに行って、お店にならんでいるキュウリがみんなまっすぐなことに気がつきました。
「お散歩のとき、畑で見るキュウリはいろいろな形をしているのにどうしてお店にはまっすぐなキュウリしかないんだろう?」

野菜売り場でなやんでいるさくらちゃんのイラスト
 ふしぎに思ったさくらちゃんは、あぐり村のキュウリ農家をたずねてみました。すると、ちょうどキュウリを収穫(しゅうかく)する作業をしていました。

 農家のおばさんたちは、「まっすぐなキュウリ」を四角いダンボールの箱の中にきれいにならべ、「曲がったキュウリ」を大きなかごの中に入れていきます。
 お話を聞くと、「まっすぐなキュウリ」は高く買ってもらえるけど、「曲がったキュウリ」はすごく安いので捨ててしまうこともあるそうです。でも、それではキュウリがかわいそうなので、ビニール袋に入れて朝市や直売所(ちょくばいじょ)に持っていくと、みんなよろこんで買ってくれるそうです。つけものにしたりもするそうです。
 キュウリは「1センチ曲がり」「2センチ曲がり」「5センチ曲がり」などの曲がりぐあいや、長さ、重さで10種類にも分けることがあり、頭でっかちのキュウリは安いのだそうです。

キュウリを運ぶおじさn
キュウリはなぜ曲がるの?
 キュウリは下に向かってまっすぐに成長していきますが、途中で葉や枝や地面にぶつかってしまうと、曲がってしまいます。農薬をつかわないと曲がるわけではないそうです。それから、こまめに肥料や水のあげかたに気をつけてあげないと、形がいびつになってしまいます。
 最近はキュウリを一年を通してハウスで栽培(さいばい)することが多くなりました。露地(ろじ。屋根のない地面)でつくるとキュウリが地面にぶつかって曲がってしまうし、病気にかかりやすいし、栄養の調節もしにくいからです。
 キュウリなどの野菜をつくったことがあるお友だちはいるかな? 自分でつくった野菜は大きくならなかったり、固かったり、変なかたちになっちゃりして思うようにつくれないよオ!と思わなかった? つまり、「まっすぐなキュウリ」をつくってとたのまれたら、ちゃんとまっすぐにつくれるのがプロの農家なのだそうです。
 ただし、プロの農家が、しっかりお世話して気持ちをこめて育てても、曲がってしまうキュウリはかならずでてきます。だから、野菜づくりは大変なんだ。
まっすぐのキュウリはなぜ高いの?
 では、まっすぐのキュウリが高い値だんで売れるのはなぜでしょう? 「まっすぐのキュウリ」の方がきちんと箱に入ってトラックでたくさん運べるし、ガソリン代がかからないし、キュウリがいたまない、ということもありますがもっと大きな理由は、お店でみんなが「まっすぐのキュウリ」を買うからです。
 お料理するときには、まっすぐな方がスライスする時に切りやすいしスティックのかたちにもしやすいからです。それから、「曲がったキュウリ」はトレイにパックできないので、バラ売りになってみんながさわるのでイヤだという人もいます。
「曲がっていても味は同じ」とクチでは言っていても、いざお店にいくと買うのは「まっすぐのキュウリ」なんですね。
 でも、「まっすぐのキュウリ」も「曲がったキュウリ」も、農家が一生けんめい育ててくれたものなんだから、どちらも大切に、ありがとうって食べないといけない。お料理のしかたをくふうすればいいんだよね。たとえば、みそをつけてかじる、サラダにする、つけものにする、酢(す)のものにするときはどっちがいいと思う? 「まっすぐのキュウリ」と「曲がったキュウリ」のそれぞれに向くメニューを考えて、お母さんに教えてあげようね!
キュウリを食べているさくらちゃんのイラスト
  Copyright(c) 2010 JA-ZENCHU All rights reserved. JA全中