農家はいなくなっちゃうの?
農家がひとりもいなくなったらどうする?
もし日本が100人の村だったら、農業を主な仕事にしている人はたったの2人です。農家の数はどんどん減っています。このままいけば日本の農家はほとんどいなくなってしまって、食べものはぜんぶ外国から輸入しなければならなくなるかもしれません。
そうしたらどうなるでしょう? 「外国の食べものでいいよ!」っていうお友だちもいるかもしれないね。でも、そうも言ってはいられないのですよ。輸入がストップすることもありえるし、世界の人口が増えて食べものがたりなくなってしまうかもしれないからです。
お年よりの農家が後つぎがいないと泣いている
もし日本の農家が100人集まったら、そのうち半分以上の60人は65才以上のお年よりです。どうしてこんなにお年よりばかりになってしまったかというと、農家の後つぎがいないからです。
日本は第2次世界大戦が終わったころはとても貧しい国でした。みんなもっとお金をかせいで、テレビや冷ぞう庫や洗たく機を買って、マイカー(自分のウチの自動車)にのりたいなと考えました。農家の仕事は大変だし、サラリーマンの方がもうかる! とみんな都会に出ていってしまいました。
そのころは農業機械がなくて田植えもイネかりも手でやっていましたから、農業はとても重労働でした。「農業は大変だから」とやめてしまった人が多かったのです。
そして、農村にはお父さんと母さん、おじいちゃんとおばあちゃんが残り、どんどん年をとってゆきました。
がんばる農家がもうかる時代になってきた
しかし、最近は、トラクターやコンバインなどの農業機械を使いこなして、同じ面積(めんせき)の田んぼや畑でたくさんの農産物をとれる農業のやり方がいろいろ工夫されるようになりました。
農業は大変なわりにあまりもうからないとみんなが思っていた時代もありましたが、今ではどんどんもうける農家が増えています。おコメの売り方など、国の法律(ほうりつ)も変わりました。まだまだ完ぺきとは言えませんが、がんばる農家がもうかりやすいように世の中のしくみが変わってきています。
高く売れる農産物の品種を開発したり、農産物をつくるだけでなく、工場で加工品づくりにもチャレンジする農家やJA(ジェイエイ)がどんどん増えています。
JAは「農業がもうかるにはどうしたらよいか」「努力した農家がむくわれるようにするにはどうしたらよいか」を一生けんめいに農家といっしょに考えています。
農家のウチの子じゃなくても農家になれる!
農家の後つぎがいなくなってしまったワケはほかにもあります。
田んぼや畑はほとんどが親からもらい受けるものなので、サラリーマンのうちの子どもが農家になるには田んぼや畑をかりたりとても苦ろうをします。おコメや野菜づくりや家ちくを育てる技術を教えてくれる人も身近にいません。農家のウチの子じゃないと、農家になるのがとても大変だったからです。
でも、最近は農業法人(のうぎょうほうじん)という農業の会社が増えてきて、農家のウチの子でなくても会社につとめるように農業をお仕事にすることができるようになってきました。
農業をやりたいという人のための学校をつくったり、ちゃんと田んぼや畑を準備してくれるJA(ジェイエイ)・地域(ちいき)もあります。農業をやりたい人が農業をやれる時代になってきたのです。
最近は学校を卒業してからすぐ農家になるおにいさんやおねえさん、サラリーマンをやめて農家になる人、定年退職(ていねんたいしょく)してから農家を始める人が増えてきています。
 農業をやりたい!っていう若い人が増えているよ
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