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  あぐり村 食べ物と日本の農業のおはなし  
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春の田んぼにいってみたら
カラスノエンドウ、スズメノテッポウ
 ゲン君の話を聞きながらも、さくらちゃんはあぜ道にさいているかわいらしい花が気になってしかたがありません。
カラスノエンドウ、スズメノテッポウ、ハハコグザ
さくらちゃん 「ゲン君、見て見て! こんなにちっちゃい花がさいているよ。ミニチュアのスイトピーみたいだよ」
ゲン君 「それはね、カラスノエンドウっていうんだよ。豆の色がまっ黒だからついた名前なんだって。それから、これはスズメノテッポウ」
さくらちゃん 「スズメのテッポウだから小さいんだネ。フフ、おかしいネ」
ゲン君 「その黄色い花はね、ハハコグサって言うんだ。『七草がゆ』にいれるオギョウのことだよ。ボクのウチでは若い芽をつんで天ぷらにして食べるよ。『草もち』や『草だんご』は今ではヨモギを使ってつくるけど、むかしはハハコグサの芽を使ってつくってたんだよ」
さくらちゃん 「ふーん、春の草でつくるから草もち、草だんごっていうんだネ」
ゲン君 「そうだね。ハハコグサも、カラスノエンドウやスズメノテッポウもむかしむかし、イネやムギといっしょに遠い外国からやってきたんだ。レンゲソウは室町(むろまち)時代に肥料(ひりょう)として中国から伝わったんだよ」
さくらちゃん 「へえー、外国から来たのかァ。レンゲも日本生まれじゃないのかァ。おコメのふくろに種がまざってたのかナ」
 ゲン君はうなずきながら、スズメノテッポウを口にくわえてピーという音を出しました。さくらちゃんは、ゲン君に草笛(くさぶえ)のふきかたを教えてもらいました。穂(ほ)をぬきとって、いちばん上の葉っぱをおって曲げ、口にくわえて静かにふくと、ピーっとカワイイ音がしました。
 さくらちゃんは、ゲン君っていろいろなことを知っているなァと思いました。
田んぼの虫たち
 それから、ゲン君はちっちゃな花たちにとまっているちょうちょや、虫たちの名前も教えてくれました。羽がすきとおってきれいなちょうちょはウスバシロチョウ、ハルジオンの花にもぐっているのはハナムグリ、草色のちっちゃな虫はツマグロオオヨコバイというんだそうです。
 二人はあぜ道にしゃがんだまま、いつまでも春の花や虫たちをながめていました。
参考:埼玉県大里農林振興センターの資料、「現代農業」2001年5月号他
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