【定例会見】平成30年8月8日 JA全中定例記者会見(中家会長挨拶)

【定例会見】平成30年8月8日 JA全中定例記者会見における中家会長挨拶

8月定例会見 中家会長挨拶

 平成30年7月の豪雨により、各地甚大な被害が出ており、JAグループも人の派遣など色々な形で支援をしているところです。私も愛媛県を訪れましたが、本当に現場は大変な状況であり、簡単に復旧できる状況ではないと感じています。一昨日は、齋藤農林水産大臣に、息の長い支援をお願いしてきたところです。JAグループでは、7月上旬より支援募金を呼びかけており、本日は岡山県、広島県、愛媛県の中央会に全国連よりお見舞いをお渡ししたところです。先ほども申し上げた通り、非常に時間がかかる息の長い支援が必要と思っていますので、JAグループを挙げて取り組んでまいりたいと思います。

 明日、ワシントンで第1回FFR協議が予定されており、茂木大臣とライトハイザー米国通商代表が会談するとのことです。JAグループとしましても、一昨日に茂木大臣に要請を行いました。安倍総理もTPP以上の譲歩はないと明言されています。我々はそのことを信じています。今後、会談の内容、推移を見守ってまいりたいと思います。

 本日お手元に、「JAベジカレッジ開校」のプレスリリースをお配りしております。8月31日は野菜の日ということで、JAグループとしても野菜に関するイベントを開催します。詳細につきましてはリリースをご覧いただき、是非会場へ足を運んでいただければと思います。

 あわせてお手元に、自己改革の取り組み状況、実践事例集、参考資料配布させています。詳細については、後ほど比嘉専務の方からご説明させていただきますが、JAグループ自己改革が着実に進んでおり、その状況も報告させていただきたいと思っています。

 私も会長に就任しまして、丸1年が経過したところです。本当に無我夢中で過ぎ去ったという感じがします。特に、我々が取り組んでいる自己改革につきましては、少しずつ進展しており、全国のJA、JAグループが色々な工夫をしながら徐々に浸透し、進んでいると認識しています。農水省が行った、認定農業者に対するアンケートの結果を見ましても、そのような状況が見えているのではと思っています。一方では、JA側の認識と生産者、農家、組合員の皆様の認識に少し差があるのかなと思っており、引き続き、組合員の皆様と対話運動を展開しながら取り組んでいることを理解していただく努力が必要ではないかと思います。

 それから特にこの1年間感じたことが、冬に大雪、先般のような大きな水害、大雨、地震もありました。非常に自然災害が多いと思っています。異常気象そのものが異常ではなくなってきているような状況であり、その都度、自然を相手にしている農業が災害を被っている状況です。今般も岡山、広島、愛媛でも被害があり、この間、愛媛に訪れた時も、前向きに取り組む意欲が無くなり、農業をやめようという声も聞くという話がありました。災害が起こるなかで、ますます生産基盤が弱くなっているのではないかという思いがしています。一方では、世界的には人口が増え、世界的にも異常気象が進んでいるというなかで、日本の自給率がこれでいいのかと思っています。食料安全保障という観点から改めてこの機会に考える必要があるのではないかと思っています。災害そのものは、食料の問題もある一方、農業の多面的機能ということも大きく影響し、災害が増幅しているのではないかと思っています。これは農業だけではなく、林業も同様だと思います。改めて食料安全保障については、基本計画にということで色々な形で取り組んでおり、農業、農家だけの問題ではなく、消費者、国民皆様の問題であることの現状を認識いただくため、情報発信は引き続き行っていく必要があるのではないかという思いです。4月にJCAが発足したことも1つ大きな出来事かと思いますが、いずれにしても、1年間あっという間に過ぎ去ったという感じがあり、まだまだ課題も山積していますが、全力を挙げて取り組んでまいりたいと思います。

以上

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