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IYC2025特集

【特集③】世界に目を向けて、次世代とともに羽ばたく国際協同組合年に“島根県協同組合連絡協議会”
―島根県の取り組み―

一般社団法人 日本協同組合連携機構(JCA)

 農業や漁業を生業なりわいとする人が多い島根県では、今も息づく「えにし」や「ゆい」という助け合いの文化が協同組合の発展を促進してきました。JCAが実施¹した調査によると、県民の協同組合への加入率・認知度・有益度・職員の親切さは全国1位になっています。
 当県では、前回の国際協同組合年(IYC2012)をきっかけに島根県協同組合連絡協議会が設立されました。協議会には5つの団体²が加盟しており、協同組合間連携で毎年様々な取り組みが行われています。
 今回の国際協同組合年(IYC2025)は、記念講演会を開幕行事として実施し、役職員が国際協同組合年を「学ぶ」ことからはじめました。この後、先進事例を学ぶためにフィンランドとドイツの協同組合を訪問し、協同組合の未来について考える予定です。
 また、新たな「実践」として、島根大学での協同組合論の開講に挑戦します。IYC2025のテーマであるSDGsに貢献する協同組合の社会的役割を伝え、学生とも協同組合の未来を考えます。

 さらには、県内協同組合の活動とIYC2025を紹介するパンフレットを作成し、情報を「発信」します。認知度を高めることで、協議会の加盟団体を増やすことも目指しています。

 このように、島根県では「学ぶ」・「実践」・「発信」という大きな流れをつくり、国際色豊かに、次世代とともにIYC2025に取り組みます。

1 協同組合に関する全国意識調査2022  https://www.japan.coop/wp/13086

2 JA・森林組合・生協・労金・ワーカーズコープ

IYC2025をきっかけに協同組合論を開講する島根大学
IYC2025をきっかけに協同組合論を開講する島根大学
島根県協同組合連絡協議会が作成したパンフレット
島根県協同組合連絡協議会が作成したパンフレット
IYC2025キックオフイベントで登壇する県生協連矢倉会長
IYC2025キックオフイベントで登壇する県生協連矢倉会長
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