AgLab Monthly
【あぐラボマンスリーNo.37】SusHi Tech Tokyo 2025参加レポート


あぐラボは5月8日(木)~10日(土)、東京ビッグサイトにて開催された
このイベントは「未来を、にぎる」がテーマ。東京都がサステナブルな都市の未来「Sustainable High City Tech for a future」を構想して開催する、アジア最大級のスタートアップカンファレンスです。Sustainable High City Tech for a futureから「Sus」「Hi」「Tech」を取って、日本をイメージできる寿司に絡めた「SusHi Tech=スシテック」という名称になっているそうです。初回だった昨年度も注目を集め、4万人もの来場者を集めました。
2回目となる今年のスシテックで、あぐラボは特別協賛の立場。今年は“旬”の技術領域などに焦点が当てられ、その一つとしてFood Techが選ばれました。あぐラボはこれまで培ってきた知見を活かし、Food Tech領域のセッションの企画や参加者の選定など運営全体を主導しました。


初日8日午後に開催されたトークセッションでは、あぐラボとお付き合いのあるFAO(国際連合食糧農業機関)のベス・ベクドルさんが登壇。冒頭のスピーチで、「食・農業の持続可能性のためには、スピードにあふれ、失敗を恐れないスタートアップが重要な役割を果たす」と訴えました。
続いて、あぐラボがJAアクセラレータープログラムなどで支援してきたスタートアップのEF Polymer(イーエフポリマー)、フェイガーが登壇。それぞれの活動状況や今後の展望についてスピーチを行いました。最後にFAOのベスさんが再び登壇し、国際農林水産研究センターの飯山みゆきさんと、



翌9日のトークセッションは、
農林中金キャピタルの児山紗也さんを司会に、クレディ・アグリコール傘下のスタートアップ支援団体「Le Village(ル ヴィラージュ)」 トゥールーズの代表であるセバスチャン・リチャードさん、アメリカ発スタートアップOobli(ウーブリ)のリラン・カワカミさん、インド発スタートアップVaraha(バラハ)の代理で勝原健一さん、OIST(沖縄科学技術大学院大学)のローレン・ハさんが登壇。食と農のサプライチェーンが抱える課題について、グローバルな視点からの意見交換が行われました。
リランさん、勝原さんがそれぞれOobli、Varahaの事業内容について紹介。また、セバスチャンさん、ローレンさんからは、それぞれLe Village、OISTが取り組むスタートアップとの協業や、彼らが提供しているスタートアップ支援プログラムについて具体的な事例も紹介されました。


会期中オープンされていた展示ブースには、セッションに登壇した4社を含め、TOWING(トーイング)、ベンナーズ、クオンクロップなど、あぐラボと関係が深い計11のスタートアップが参加しました。話題を集めたのは、スタートアップが持ち込んだ食材を使った試食やお酒の試飲会。
フェイガーが提供した、中干し期間を延長して栽培した米と、ベンナーズが提供した未利用魚(ボラ)を使った


一般の来場者にも開放された最終日10日には、展示ブースや試食コーナーに行列もできる盛り上がり。
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