IYC2025特集
【特集②】国際協同組合年のその先を見据えた連携 “協同組合ネットいばらき”
―茨城県の取り組み―
協同組合ネットいばらきは、「IYC2012茨城県実行委員会」の後継組織として、2013年6月に設立されました。県内の47団体で構成され、協同組合の連合会組織や単位組織だけでなく、労働者福祉協議会や専門学校、茨城県サッカー協会や茨城県ユニセフ協会、メディアなど多様な組織が加盟していることもネットいばらきの特徴の一つです。
代表的な取り組みとしては、2012年から取り組んでいる「茨城大学ボランティア講座」や、フードバンク茨城と連携した食料支援活動の「子ども応援プロジェクト」などがあります。設立当初から、「ピースアクション」(茨城県生協連で実施)など会員団体の取り組みに「あいのり」した活動を行っています。この「あいのり」が、多様な組織間で活発な活動を継続する秘訣にもなっています。
「ピースアクション」では、主に生協組合員から参加者を募り、戦争・被爆体験の継承のため、戦争に関する施設や遺構の見学、被爆体験伝承者の講話などを実施しています。
2022年には、茨城大学のゼミ生と共同で県内の戦争遺跡を映像化しました。


IYC2025茨城県実行委員会では、協同組合の認知度向上のための取り組みとして、「協同組合クイズキャンペーン企画」を実施するとともに、「協同組合が取り組む学習プログラムの紹介パンフレット」を作成し、県教育委員会等を通じて活用を促す予定です。また、協同組合理念普及のための運動も展開します。ここでも「あいのり」を基本とし、活動を通じて、会員団体同士の自発的な連携・交流を促進していきます。国際協同組合年は素晴らしい機会ですが、それで終わりではありません。2026年を迎えた時、少しでも茨城県の協同組合間連携が前進していることを目指しています。
・茨城大学でのボランティア講座 |
・協同組合マルシェ |
・食料支援活動(子ども応援プロジェクト) |
・みまもりあいプロジェクト |
・協同組合学習会 |
・各種ボランティア活動 |
・ピースアクション |
・広報活動(SNS、協同組合通信)等 |
・健康づくりチャレンジ |
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表:協同組合ネットいばらきの主な事業内容

