「全国高校生 農業アクション大賞」について
JA全中は毎日新聞社と連携し、農業高校(農業系学科があるなどの関連高校を含む)の生徒たちがグループとなって取り組む「農」や「食」に関するプロジェクトや課題研究を「全国高校生 農業アクション大賞」として支援・顕彰しています。
農家の人たちなど地域と連携して実践する3か年の計画を募集し、毎年度15グループを認定。優れた実績を残したグループには、3年目に「大賞」や「準大賞」、「奨励賞」を贈ります。
「うまい米はデジタルで作る」。彼らZ世代が地域の中核を担う2050年には、農業従事者が現在の3分の1に減少する一方、耕地面積は2倍に拡大することが予想されている。将来の「メガファーム」に対応できるよう、デジタル技術を活用した、効率的な未来型稲作モデルの確立に取り組んだ。
自作プログラムでドローンを使って水田の空撮を行い、稲の生育状況を数値化・見える化。データに基づき必要な場所に必要な量のみ肥料を散布することで、化学肥料の削減と生育の均一化に成功。水温や水位は遠隔でモニタリングし、熟練者の水管理技術をデジタル化することで、経験や勘に頼ることなく誰でも最適な管理が可能に。また、スマートグラス(眼鏡型の電子端末)を用いて遠隔から稲刈り作業の指導を受けられる実験も行い、将来のデジタル農業教育モデルとしても期待される。
デジタル技術にチャレンジする中で得た最大の学びは「農業にやりがいと誇りを実感したこと」。「全国の皆さん、日本の主食、未来のお米は僕たちZ世代の生産者にお任せください」と力強く語る。
(毎日新聞 2025年12月23日朝刊13面より転載)
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