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若者がみつめる農・食

農・食の未来を拓く高校生・大学生の研究

第7回(2023年度)全国高校生 農業アクション大賞 奨励賞受賞


~秋田県立大曲農業高 果樹部~

「全国高校生 農業アクション大賞」について
 
 JA全中は毎日新聞社と連携し、農業高校(農業系学科があるなどの関連高校を含む)の生徒たちがグループとなって取り組む「農」や「食」に関するプロジェクトや課題研究を「全国高校生 農業アクション大賞」として支援・顕彰しています。
 農家の人たちなど地域と連携して実践する3か年の計画を募集し、毎年度15グループを認定。優れた実績を残したグループには、3年目に「大賞」や「準大賞」、「奨励賞」を贈ります。

 人口減少や高齢化により果樹栽培の継続が難しくなる中、果樹部の生徒たちが目をつけたのは、地域資源の田沢湖と玉川温泉だ。

 この地域で生産が盛んなブルーベリー畑の土壌を改良するピートモスは、90%以上をカナダから輸入し、価格高騰が課題となっている。この代替品として田沢湖の酸性水を使ったところ、苗の生育も良好で90%以上のコスト削減に成功した。さらに、温泉の湯の花には、酸性の性質やマイナスイオンによって殺菌や雑草防除、害虫忌避の効果があることを実験で確かめた。

 未利用資源の温泉と農業を掛け合わせた独自のアプローチで、地域循環型の農業モデル実現の手応えを得た。次の目標は2030年までに玉川温泉の湯の花が、あらゆる農薬の代替品になることだ。「湯の花で人と地域に花を咲かせる」を目指して研究を続けている。

実験用ミニハウス内のマイナスイオンを測定する果樹部の生徒=秋田県立大曲農業高提供

(毎日新聞 2025年12月23日朝刊13面より転載)

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